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文字の大きさや行間、レイアウトデザインで読みやすく 2014年7月

産物直売所に行くと農産物だけではなく、個性的なPOPが多く並んでいます。手書きやパソコンでつくったイラストが入ったカラフルなPOP、中には筆やペンで文字のみを書いた黒一色でシンプルなPOPもあります。見た目の印象は様々ですが、売れるPOPのデザインとなるとそれほど多くはありません。売れるPOPとは、「農産物の情報を魅力的に分りやすくお客さまに伝わるPOP」のことです。売れるPOPをつくるためには、単に文字が上手に書ける、絵心があるということではなく、レイアウトの基本的なルールに沿っていることがポイントになります。

まずは、文字やイラストを揃えることからはじめましょう。文字やイラストが大よそどこに入るかイメージして、予め左右上下に文字の大きさと場所の目安となる線を鉛筆で下書きします。その際、文字とイラストの周囲に余白スペースをつくると、POP全体にメリハリが出て見やすくなります。

次に、関連のある項目同士を近づけてまとめましょう。例えば、写真にあるように「茨城県産」「トマト」「トマトのイラスト」「お一人様一袋」これらを一目で分るようにまとめます。

そして、POPでお客さまに伝えたい情報の優先順位に応じて、文字の大きさを変えましょう。写真では、「詰め放題500円」がお客さまにより伝えたい情報となります。他の情報よりも大きくし比率が変わることで目立ちます。最後に配色は農産物のイメージ等に合わせて、3色程度に抑えましょう。

レイアウトとは、POPを見たお客さまの目線が迷子にならないようにするためのルールです。農産物の名前と価格のみのプライスカードのようなPOPではなく、丹精込めて育てた農産物と同じようにPOPにも愛情を注ぎ、レイアウトを考えてみませんか。

農産物そのものではなく、産地の特徴をPOPにすることで売場全体のPRにもなります。

佐藤 正和・㈱文化メディアワークス/アートディレクター