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POPはデザインよりもメッセージが決めて! 2014年8月

農産物直売所のPOPをつくるとき、文字やイラストを描いたり、色の使い方に馴れてくると、次に悩むのは、農産物や加工品を魅力的に紹介する文章「キャッコピー」でしょう。

キャッチコピーの元祖として有名な「土用の丑の日」。これは、江戸時代の頃に蘭学者の平賀源内(1728-1780)が、夏にウナギが売れなくて困っていた鰻屋から依頼され考案したと言われています。このキャッチコピーが考案されるまでは、夏にウナギを食べる習慣はありませんでした。しかし、実際にウナギにはビタミンB類が多く含まれるため、夏バテや食欲不振に効果があり、理にかなったものでした。

さて、キャッチコピーには、「事実を伝える」働きと「感情を伝える」二つの働きがあります。例えば、見た目は同じ赤いトマト同士でも「トマト100円」よりも「完熟です!トマト100円」のほうが、より美味しそうに感じませんか?

また、顧客視点でキャッチコピーを考えることも大事です。例えば、「新鮮、朝取り枝豆」よりも「うちの枝豆はお父さんのおつまみにピッタリ」のほうが、お客さまにとってしっくりとくるのです。

農産物直売所にふさわしく、お客さまの心を掴むキャッチコピーのポイントは5つあります。①農産物や加工品の特長を良く知る。②お客さまのことを具体的に想像する。③農産物、加工品の使われ方を想像する。④最も伝えたいことは何か?を考える。⑤最後に、もう一度お客さま視点でキャッチコピーを見直す。そして、お客さまに農産物や加工品を「理解」してもらうのではなく、「共感」を生み出す視点が大事でしょう。

最後に、キャッチコピーをつくることはとても大変かもしれませんが、身の回りにあるチラシやカタログ、テレビのCMなど参考になるものがたくさんあります。ぜひ、お客さまの心に響くキャッチコピーをつくりましょう。

POP
このキャッチコピーを見ると食べたくなりませんか?

佐藤 正和・㈱文化メディアワークス/アートディレクター