Essay
デザインは一人でするものではない。
2021年も残り僅かとなりました。
Webサイトをリニューアルしてから、
毎月1度はエッセイを記そう、と意気込みましたが、
振り返ってみると未だ3回の投稿…
三日坊主ならぬ三回坊主にならないよう、年の瀬のメッセージです。
デザインは一人でするものではない。
これは、工業製品や家具、インテリア、キッチン用具、照明器具、
グラフィックデザインに至るまで、様々なデザインを手掛けた、柳宗理の言葉です。
弊社は、デザインと教育、そのどちらもが課題を発見し解決する「デザイン」と捉え、
メンバー全員がそれぞれの考えの折り合いをつけながら、
共に前に進むチームでありたいと思っています。
そのためには、たとえ間違っていたとしても、
自分の考えや想いを相手に伝える、互いに意見を言う。
そして、あらゆる人の意見をよく聞き、一方で自分の考えも主張し、
目的や目標に沿って調和させることが大事です。
また、私はブランディングや商品開発、パッケージなどのセミナーで、
よく、次のようなことをお伝えしています。
会社の商品やサービスは、会社や自分のこだわりが強くあればあるほど良い。
一方で、それを求めるお客さまや社会の要求が同じになること、
つまり、会社の主観(プロダクトアウト)と客観(マーケットイン)が交わることが、
特に中小企業にとって大事な条件です、と。
自分がやりたいことの追求と相手が求めること。
その良いバランスを維持するために、
人の意見に耳を傾け、相手を思いやる、感謝することは、
人間として大事な価値観にも繋がると信じています。
それでは、良いお年をお迎えください。
来年もどうぞよろしくお願いします。