Essay

社内セミナー「文化メディアワークスとデザイン」を開催します。

書籍(画像転載)柳宗理デザイン

2022年も残すところ、2ヶ月。
とーっても久しぶりな投稿です…
 
先日、弊社プランニングディレクターの田中君と社内のデザインセミナーの打ち合わせをしていたら、
「デザインの出発点」って何だろうね、という話になりました。
ことばの多少の表現の違いはありましたが、
「対象にできるだけ近づき、対象と同じ目線で思考する」
というのが大事だよね、と2人とも同じ意見でした。
 
振り返ると、私がデザイナーになってから四半世紀が過ぎました。
今年度は会社の体制やメンバーの顔ぶれも変わり、
私自身、ものづくりの姿勢や企画、制作の考え方など、
あらためて、棚卸しがしたいな、と思っていました。
というわけで、年内に社内デザインセミナーを開催することになりました。
 
私が好きな柳宗理さんの「デザインは一人ではするものでない」という言葉がありますが、
これは、デザイナー側のチーム、クライアントとデザイナーなど、
相手の意見に耳を傾け、協力し合うことが必要だということを示しています。
たとえ、知識や技術が未熟であっても、自らの努力と相手の信頼に応えることはもちろん、
デザインを生み出すための協力者は多い方が良いと思います。
 
結局、弊社の事業、デザインと教育どちらにも言えることですが、
「感謝する」「相手の立場を思いやる」、基本的なことが大事です。
そうした、当たり前の道理に従うことができるかどうか、
これからの未来には、ますます必要なことではないでしょうか。
 
人としても、デザイナーとして未完な私ですが、
これからも先が見えるよう、皆さまと共にがんばって参りますので、
変わりないお付き合いをよろしくお願いします。