農家の焼き芋プロモーション
茨城県鉾田市の米川農園(屋号・佐之衛門)は、特別な自然条件に恵まれた畑でサツマイモを生産しています。
サツマイモを育てる時期になると、この海沿いの畑は、しばしば鹿島灘の「潮霧」に包まれます。潮霧はサツマイモに適度な塩分を与え、皮まで甘い格別なサツマイモを育んでくれます。その魔法のような畑で採れる6種類ものサツマイモを使い、米川農園では焼き芋づくりをしています。糖度や食感、香りなど、それぞれの品種の特長を活かしてつくる甘くてしっとりなめらかな焼き芋は、直売所などでの小売りと百貨店やネットでのギフト販売を中心に、徐々に人気を集めています。
私たちは、スタートアップとして屋号のデザインを整え、直売所で販売するための商品ラベルとミニパンフレット、店頭用POPをご提案しました。
「農家がつくって農家が焼いた」というサツマイモの品質の確かさと、「潮霧」という美味しさの理由を見える化することで、まずは店頭での競合商品との差別化と商品価値の向上をはかるアプローチです。
その後、焼き芋の品種が増え、百貨店でのギフト販売も決まり、販路が拡大するという良いタイミングで個包装とギフトパッケージのご依頼をいただき、商品回りのデザインが整いました。
ギフト販売は当初の年間販売見込みを上回る注文数を上げており、メディア露出の機会も増え、今後の展開が楽しみなクライアントです。
ロゴデザイン/個包装パッケージ/ギフトパッケージ/ミニパンフレット/POP等
AD/田中 宏光 D/佐藤 歩美 撮影/石川 典人